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建築家住宅にかかるトータル費用

建築家住宅にかかるトータル費用 建築家住宅いわゆるデザイナーズハウスを建てると、ハウスメーカーに頼むより高額になるイメージがあります。家を建てるときにかかる費用は、A設計費+B工事費です。建築家住宅はAの金額が別建てで発生しますが、ハウスメーカーに一任すると総額が提示されるので、割安に感じられるのでしょう。Aの金額は建築士法で定められたガイドラインに沿って決まるので、よほど著名な建築家でない限り、法外な値段を請求されることは殆どありません。設計費は工事代金の10~15%で設定されることが多いので、たとえば工事費3000万円なら300万円~450万円くらいが相場です。もし人気の高い建築家などに依頼して20~25%の費用がかかった場合は、工事費3000万円なら600万円~750万円となります。つまり工事費と設計料を合わせて3300万円~3750万円がトータルの金額です。メーカーに依頼するとトータル金額で提示されるため割安に感じられるかもしれませんが、工事の代金の中に設計料も含まれているので、必ずしもお得とはいえません。

建築家住宅も希望すればローコスト住宅にできる

建築家住宅も希望すればローコスト住宅にできる 建築家住宅というと、一般的に大金を払って設計をしてもらい高い材料を使って建てるハイコスト住宅というイメージがあります。でも、実際には建築家とよく話し合うことでローコスト住宅にできます。建築家住宅で、どのようにコストを削っていくのかというと、例えば工事がしやすいようにシンプルな間取りや構造にすれば、使う材料を減らせます。あとは材料の規格を見直して大量生産されているものを選んだり、メンテナンスをしなくても長持ちする材料を選ぶやり方もあります。施主が積極的に協力できるようであれば、あえて未完成にしておき最後の仕上げなどを施主自らが行うセルフビルドというのも人気です。セルフビルドであれば、仕上がりが落ちてしまいますがプロの職人を雇う人件費を削れます。ただ、ローコスト住宅にするのであれば、短期的な視点だけでなく長期的な視点で見なければいけません。壊れやすい建築家住宅であれば、修繕や建て直しをしなければいけませんから、コストを削減した意味がなくなります。